2011年3月25日金曜日

Pay It Forward / 可能の可能性

 もう何週間も前のような、まだ5日くらいしか経っていないような、不思議な気持ちになります。

 あれから、二週間が、経ちましたね。



 震災の後、いろいろなかたから、メールで連絡をいただきました。身を案じてくれたり、いたわってくださったり、実家(茨城県)のことを気にかけてくださったり。中には、用件だけを伝える人もいましたが、その事務的な感じ、その冷静さが逆にありがたかったりもしました。

 こんなわたくしでも、一応、女性なので、震災直後はもちろん、不安と恐怖心でいっぱいでした。

 この、仕事一筋……ではなくて、0.5筋(残り0.5筋は、音楽…?)のわたくしが、突然、1週間もの自宅待機指示の為に、出社できなくなり。予定もほとんどがキャンセルとなり。けっこう、孤独な日々でしたね。。これだから、独身・一人暮らしは。。と思ったものです。

 日ごろ、私は自分のことを、冷静かつ論理的な人間である、と思っていました。それが良いとか悪いという話ではなく、あくまでそういう性質を持っている、ということですけれど。

 その冷静さがもどかしくなることもあり、また、音楽などの表現活動の上でそれが邪魔になることはあるものの、これは、私の短所でもあり長所でもあるのだ、と思うようにしていました。

 それが、今回の混乱の中で、恐怖や不安で冷静ではいられなくなり、なにかにすがりつきたいような、なにもかも放り出したいような気持ちになったことも……?

 映画でもありましたね。落ち着いた人間を自負していた人が窮地に追い込まれて、取り乱し、本性を出す、みたいな。。

 あんなふうになるのかな。。それはそれでいいのかな。。でも、やっぱり、それはこわいな。。。などと思ったり。



 混乱と不安と疑惑と……、そんな中でいただいたメールが、どれほどこころの慰めになったことか。

 本当にありがたく、ひとのあたたかさに、とても感激したのでした。



 そして、こんな時こそ、“ペイ・フォワード”なのだな、と思ったのです。



 “ペイ・フォワード”、とは、人から受けた厚意(親切)を、その相手に返す(ペイ・バック)のでなく、別の三人の人へ渡そう(ペイ・フォワード)という考え方のこと。

 キャサリン・ライアン・ハイドの小説、および2000年製作の映画『ペイ・フォワード 可能の王国』(原題: Pay It Forward)で描かれています。私は小説は未読ですが、映画の方は何年か前に観ていて、印象に残っていました。

 さいきん(といっても震災の前ですが)、mixi にて、my mixi のトムっちさんも日記に書かれていて、

 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1669517402&owner_id=15203780

 それが、心に片隅にあって。

 今回の震災で spark する、というのですかね、flash back する、というのですかね、《このことか》と、はっとしました。


 自分が不安だということは、きっと他にも不安だと思っている人がいるはず。

 自分がありがたいと思ったことは、きっと他にもありがたいと思う人がいるはず。


 震災の後、もらってありがたかったメール。ありがたいと思った気持ち。それを今度はわたしが別の人に渡したい、と思いました。

 映画では三人に渡せ、と言われていましたが、三人に限らず、一先ず、何人かの人に連絡を取ってみることにしました。

 お陰で(という言葉が、今回適切かどうか疑問ですが)、しばらく音信不通だった知人の近況を知ることができたり、ひさしぶりに会う友人がいたり、各地のいろんな声(インターネットの情報ではなく、生の声)を聞くことができたり。

 今回連絡を取ったことがきっかけで知人のライヴの情報を知り、観に行ったところ、そのライヴ会場で、これまた別のしばらく会っていなかった知人と偶然再会できたりして。

 ペイ・フォワードしたことが、早くも、自分のところに返ってきたのだな、と思いました。

 特に見返りとか、そういったことは考えず、気遣ってくれた人への感謝の気持ちをもちつつ、それを別の人に渡していく、ということをしてみただけなので、思ってもみないことに、とてもうれしくなりました。

 これこそ、“ペイ・フォワード”なのでしょうか。

 なんの見返りも求めず、うれしかった気持ちを、ただ、別の人へ手渡していく、という。もし、なにかじぶんにうれしいことが起こったなら、それは巡り巡ってきた“ペイ・フォワード”。また、別の人に渡していけばいい、と。

 それをもし、いろんな人が実践していったら、不可能と思われることが可能になるのでは……。

 映画が伝えたかったのは、そういうことなのだと思うのです。


 John Lennon(ジョン・レノン)さんの「Imagine(イマジン)」のような世界。

 Bob Marley(ボブ・マーレィ) さんの「One Love(ワン・ラヴ)」のような世界。


 夢だ、理想的だ、でも現実的ではない、と言われてしまいそうな世界が実際のものとなるのかもしれない。

 偽善者だと言われてしまうのでは? 逆に迷惑がられるのでは? そんな不安もありますが、次(フォワード)へ渡していく、という前向きな気持ちがあれば、可能性を信じる気持ちがあれば……。

 “ペイ・フォワード”とは、そんな願いを実践する為の簡単な(、だけどちょっぴり勇気のいる)意識の提案なのかもしれません。








以下、Amazon より、映画 DVD の作品紹介文:

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89-DVD-%E3%83%9F%E3%83%9F%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%83%80%E3%83%BC/dp/B00005MINW

----------------------------------------

[内容紹介]:
ひとりの少年のアイデアが、世界を変える。
『ディープ・インパクト』ミミ・レダー監督。アカデミー賞俳優共演で贈る感動のストーリー。

11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。それは"ペイ・フォワード"。他人から受けた厚意をその人に返すのではなく、まわりにいる別の人へと贈っていく…という奇想天外なアイデアだった。やがて、少年の考えたユニークなアイデアが広がり、心に傷を負った大人たちの心を癒していく…。

[Amazon.co.jp]:
「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、なにをする?」そんな社会科の先生の問いかけに、中学1年のトレバーは、きわめてシンプルかつユニークなアイデアを思いつく。しかもそのアイデアは、勇気を出せば誰もがすぐ実行できる、簡単なこと。ところが母親をはじめ、大人たちはなかなかそれを行うことができない。しかしそのアイデアに、本当に世界を変えるかもしれない可能性が出てきた。
現代人の癒しを1つのテーマとする、ミミ・レダー監督のヒューマン映画。芸達者な名優たちの競演も見ものである。ラストで合唱されるジェーン・シベリーの「コーリング・オール・エンジェル」の美しい響きも印象的だ。(的田也寸志)

----------------------------------------















~~~

◎ ジェンベ ユニット "butterfly effect" ライヴ情報

★[butterfly effect コミュニティ]:
 4, 5月のライヴ予定
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=61061544&comm_id=5218299

★3/19 のライヴ動画アップしました!
 http://www.youtube.com/user/bluescat7

---

■2011.3.27 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋

 /w ホワイト&ぶるー / butterfly effect / 他?

 OPEN: 19:00
 START: 19:30
 CHARGE: \2,000 + 1D

 わたくしたちの出番は19:30くらい?~の予定

 池尻大橋「CHAD」
 目黒区東山3-15-14
 TEL 03-3710-8731
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html


■2011.4.18 Mon. 19:00~ @ Live Cafe 弁天, 新中野

 『月下の呼吸』

 /w 木田龍良(トレモノ) / butterfly efect / 他

 OPEN: 18:30
 START: 19:30
 CHARGE: \1,500 + 1D

 わたくしたちの出番はトリ、21:20~の予定

 新中野「弁天」
 中野区本町4-39-7 TNビルB1F
 TEL:03-5340-8270
 http://www.benten55.com/top.htm


■2011.5.5 Sun. @ "食楽ICHIBA", 千葉
 http://www.shock-luck.com/

 「食楽ICHIBA」mixi コミュニティ:
 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3181426



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ 動画など...

[MySpace]:
http://www.myspace.com/bluescat7

[YouTube]:
http://www.youtube.com/user/bluescat7 ★3/19 のライヴ動画アップしました!



◎ mixi コミュニティ、つくりました!

[butterfly effect コミュニティ]:
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5218299

★4, 5月のライヴ予定トピックアップしました!
 http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=61061544&comm_id=5218299

2011年3月4日金曜日

"DRUM COW" debut!! with ケグリ

 先日、2月27日、DRUM COW(ドラム・カウ)というイベントを観に行ってまいりました。

 DRUM COW というのは、Shinagawa JAMBAY Posse(品川 ジャンベ ポッセ)さんが主催で毎月開催しているイベントでして、いろんなタイコ叩きの方々が集まって、素敵なバイブスを繰り広げている、いわば、タイコ好きの、タイコ好きによる、タイコ好きの為のイベント、でございます。

 (タイコ仲間に教えていただいて、ちょっと前にその存在を知ったばかりですが、合っていますよネ…?)

 [DRUM COW ブログ]:
 http://ameblo.jp/drumcow/

 フリーセッションの時間もあり、誰でも自由に参加できるらしいのですが、いつも出足が遅く、フリーセッションをやっている時間に行ったことがなく、まだ参加したことはありません…。

 で、今回。 きっと使うことはないだろうけど、一応、ミニミニサイズのジェンベを持って行っておこうかな、と。。叩く機会はないだろうけれど、自分もタイコをやってます!というのをアピールする(誰に??)意味でも、持って行って損はなかろう、と。

 勝負服 着ておく、みたいなものですかね?
 (勝負服、持ってませんが)

 いざ、ミニミニジェンベを抱えて、お店に向かってみますと。

 なぜか、衣装姿の“ケグリ”のメンバーさんが…。

 “ケグリ”とは、朝鮮民謡・農楽(のうがく)を演奏するグループのお名前です。朝鮮の民族打楽器(チャンゴ等)による演奏、歌、踊りを中心としたライヴをされています。

 すかさず、

「あの~、ケグリのかたですよね? わたし、何度かライヴ拝見したことあります! ○○くんの友人です! この後ライヴなんですか? がんばってください!」

 と声をかけさせていただきました。

 まさか、DRUM COW でケグリが観られるとは思わず、テンションが上がります。

 ドリンクオーダーに行きますと、ほろ酔い加減(?)の、ケグリの中心メンバー、Hさんが…。

「Hさん! おひさしぶりです! なおです!」

 とお声をかけたところ、大分ご無沙汰していましたが、笑顔で、

「ああ~、元気? どう、タイコやってる? 今日持ってきてないの?」

 と言ってくださるので、

「持って来てます!」

「じゃあ、一緒にやろうよ。この後だから」

 とまで言ってくださり…。

 それまで一度も私のタイコ演奏を聞かれたことがなく、ましてや一度も合わせたこともないのに、なんという心の広さ、なんという受け入れ間口の広さでしょう。

「いいんですか?! じゃあ、ご一緒させてください!」と即答いたしました。

 そして、ご一緒に3曲ほど演奏させていただいたのですが…。

 チャンゴとジェンベは合わないのでは? グル―ヴを壊してしまうのでは? という一抹の不安とは裏腹に、自分としては大変気持ちよく、楽しく、思い切り演奏させていただくことができました。

 動画に納めていなかったのが残念、というくらい、ハジケていたと思われます。。

 (DRUM COW での別の恥ずかしい動画は残っているようなのですが。。)

 演奏後、メンバーのかたからも「楽しかった」と言っていただきましたし、握手やハグもさせていただきました。代々木公園で一緒に叩いたことのあるジェンベプレイヤー M さんも、「すごく良かったよ~、いいもの観させてもらった~」とおっしゃられていました。。

 自分としては、DRUM COW デビュウ、大成功だったのでは、と思っております。。

 唯一、残念なのは、普段使っているサイズの大ジェンベではなく、ミニミニサイズのトラベルジェンベであったこと。お知り合いのジェンベ屋さん M ちゃんに選んでもらった一番いい音がするというミニミニ・ジェンベではありますが。。

 一緒に観に行っていたかたにそのことを言うと、

「いや、あのくらいのサイズのジェンベでちょうど良かったと思うよ。大きいジェンベだと、音も大きいから他の音を消しちゃってたかもしれない」

 というようにおっしゃられていて、確かにそうだったかもしれない、と思い直しました。ともに演奏するということは、自己満足や自己主張することではなく、調和するということだわ。。と思った次第です。

 その後、シュウさんという非常に上手なジェンベプレイヤーさん率いる(?)、忠実なトラディショナルのアフリカンを演奏されるユニットの出番があり、そんなかたがたの直前にミニミニジェンベを叩きまくっていた自分が、ちょっと「はずかしー」という感じでしたが。。

 よくよく考えてみると、ずいぶん大胆なことをしたものです。

 タイコ好きの皆さんが集うイベントで、打ち合わせも、リハもなく、いきなりぶっつけ本番で、異なる民族楽器、民族音楽と合わせてしまうなんて。

 もしかしたら、全く合わせることができず、何も叩けず、大恥をかくということだってあったかもしれません。それならまだしも、もしかしたら、“ケグリ”の皆様にご迷惑をかけてしまうことになったり、ということだってありえたかもしれません。

 けれども、なんでしょうか。

 一緒にやろうよ、と言っていただいた時は、本当にうれしくて、失敗したら、なんてことは、まったく考えませんでした。

 きっと楽しいに決まっている、としか思わず。

 度胸と、物怖じしなさと、好奇心と。(それと、ほんのちょっとの自信と。) それだけで、やってしまいました。

 これまでもそうだったかもしれません。それだけで渡ってきた場面も何度か。。そして、都度、思うようにできなくて落ち込むことがあったり、思っていた以上に楽しい思いをさせていただいたり。

 やったことのないことだから…。もっと上手になってからのほうが…。上手な人の前で恥をかきたくないから…。

 もし、そんなふうに考えていたら、得ることのなかった体験も何度かさせていただきました。

 今、やっているバンド(butterfly effect)だって、ほんとに、度胸と、物怖じしなさと、好奇心(と、ちょっとの自信)だけで始めてしまいました。まさか、こんな楽しいことになるなんて思いもしませんでしたし、こんなにライヴをいろいろ演らせていただけるようになるなんて思ってもみませんでした。

 タイコ好きなかた、音楽好きなかたともたくさん知り合えました。

 こうして、タイコのワ、音楽のワが拡がっていくのって、いいですね。

 わたしの度胸に感謝しています。

 仲間にも感謝しています。

 皆さんのタイコへの愛、音楽への愛に、感謝しています。










 BGM:
 Grateful Dead - ‘The Music Never Stopped’

 この世は美しく、ダンスと歌にあふれ、ロマンスが咲きほこり、音楽は、鳴りやみません――


 ちなみに。『THE MUSIC NEVER STOPPED』というタイトルの映画がアメリカで公開中だそうです。

 http://trailers.apple.com/trailers/independent/themusicneverstopped/

 『レナードの朝』の原作者としても知られる脳神経科医オリヴァー・サックス博士のエッセイ『最後のヒッピー』を原作としたヒューマン・ドラマだそうです。

 音楽は、Grateful Dead, Bob Dylan, The Beatles, The Rolling Stones, Crosby, Stills, Nash & Young, Buffalo Springfield 等々の楽曲が使われているとか。。















~~~

◎ ジェンベ ユニット "butterfly effect" ライヴ情報

■2011.3.13 Sun. 9:00, 13:00, 15:00~? @ 東京ガス「ガスの科学館」イベント会場, 豊洲

 「春はもうすぐ・のびのび暮らしフェスタ」
 /w 群馬のんびり音楽隊(仮) / butterfly effect
 http://www.gas-kagakukan.com/event/index.cgi?c=index&y=2011&m=3

 「がすてなーに(ガスの科学館)」
 〒135-0061
 東京都江東区豊洲6-1-1
 TEL 03-3534-1111(受付時間 9:30~17:00)
 開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
 入館料 無料
 http://www.gas-kagakukan.com/


■2011.3.19 Sat. 19:00~? @ 無国籍料理 月 HOUSE OF BLUES, 船橋

 /w Green Chimneys / KON★ / butterfly effect

 〒273-0865
 千葉県船橋市夏見 1-10-31
 TEL&FAX :047-424-0706
 http://www.blues-tsuki.com/


■2011.3.27 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋

 /w ホワイト&ぶるー / SAYA / butterfly effect

 目黒区東山3-15-14
 TEL 03-3710-8731
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ 動画など...

[MySpace]:
http://www.myspace.com/bluescat7

[YouTube]:
http://www.youtube.com/user/bluescat7

上記ページの「お気に入り(Favorite)」に butterfly effect のライヴ動画が登録されています♪
携帯電話からも視聴可能です。



◎ mixi コミュニティ、つくりました!

[butterfly effect コミュニティ]:
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5218299

2011年2月25日金曜日

Walls and Bridges / 心の壁、愛の橋

 さて。

 前回の日記で、チヨコレイトの話をしたのですが。

 チョコレートといえば(しつこくてすみません)思い出すのが、まんまなのですけれど、映画『チョコレート』(2001年)ですね。

 原題は “Monster's Ball” というそうです。「怪物の舞踏会」という意味で、「死刑執行前に看守達が行う宴会を指す」とか。

 なかなか意味深げで、悪くはないと思うのですが、私は邦題のほうが好きでございます。

 全体的に重く、シリアスなトーンなのですが、観終わった後に、ほんのりとした余韻をこころに残すような作品で。まさに、ほろ苦くも、甘い、人生の一ページのような。ココアのひと匙(さじ)のうす苦き ざらつき。ひとかけのチョコレートを舌の上でとろかすような。そんな感じなのでございます。

 原題の方ですと、男性(死刑執行人)に主眼を置いた、男性の側から見た作品になるような気がします。邦題ですと、女性(アフリカ系アメリカ人――チョコレート色の肌を持つ――の女性)を中心に、取り巻く人々を相対的に描いているようで、しっくりくるのですよね。

 むむむ? と思うような邦題も少なからずある中で、いい邦題に出会えるというのはうれしいですね。



 ビリー・ボブ・ソーントン、ヒース・レジャー、ハル・ベリー、などなどが出演。

 三人とも好きな俳優さんです。

 ビリーさんは飄々(ひょうひょう)とした雰囲気がいいですよね。『バンディッツ』という映画にも出演していて、その演技が好きです。
 たしか、アンジェリーナ・ジョリーさんの元旦那さんでしたっけ? すごいのだか、すごくないのだか?? 関係ないですけれど、ジョンジョリーナ・アリーという歌手、いますよね。

 ヒースさんは、ワイルドさと繊細さを併せ持つ青年役を演じるとはまりますよね。この作品ではあまり光る演技が観られなくて残念ですが。。

 ハルさんは、同性からすれば憧れの対象でございます。あのプロポーションの良さ、美しさは反則です、とか思います。が、お美しいだけではなく。この作品での演技が認められ、アカデミー賞 主演女優賞を獲得したのですよね。

 これ、いわゆる有色人種といわれる人がアカデミー主演女優賞受賞した初の快挙、として、当時、大きく取り上げられていたそうです。

 2001年の作品ですから、ほんの10年前のことなのですよね。それまで主演女優賞を獲得した非ヨーロッパ系の女優さんがいなかったとは。

 ほんの10年前、ということもそうですが、いまだに“そのこと”が取り上げられること、強調されること、に おどろきを覚えるのです。

 そういえば、オバマ氏が大統領になった時も、たいへん大きなニュースになっていましたね...。

 人種の壁というものが、いまだに根深く、強く残っているということなのかと考えさせられる出来事でした。小さな島国に暮らす私(たち)には、想像もできないほどの、深さを、……。





 比較すると、音楽はどうでしょう。

 たとえば、ジャズ。ブルーズ。ソウル。R&B。ロックンロール。ファンク。ヒップホップ ... などなど。

 アフリカ系の人たちの間で生まれ、演奏されてきた音楽。それらは、肌の色に関係なく、世界中で、良いものは良いと認められ、愛され、リスペクトされ、受け継がれて。

 人種の壁というものを感じることが少ない、と思うのは、わたしだけでしょうか。
 (むろん、気づかれざる側面も、あることはあるでしょう)

 音楽に国境はない、と言いますが。

 音楽には、いったい、どんな魔法が宿っているのでしょうか?

 どんな秘密が隠されているのでしょうか?







 さてさて。

 そんな音楽の魔法に魅了され、ロック大好きを公言して、早や○○年。

 なぜか、いま、アフリカの音楽を演奏してみたりなんかしています。なぜアフリカンなのかな、と自分でも思っておりましたが、なんとなく、秘密の鍵のひらく音が、カチリと鳴ったような、鳴らないような(笑)気がする、今日このごろ。

 そんなバンドのライヴ告知を最後に書かせていただいて。今回はこのへんで。

 ではでは。







 BGM: Sly & The Family Stone - ‘Everyday People’

 スライ & ザ・ファミリー・ストーンの代表曲。

 いろいろな人がカバーしていますね。わたくしは、Speech のカバーバージョンが好きでございます♪

 歌詞の 'Different strokes for different folks' という部分は、「それぞれの民族にそれぞれの歩幅がある」=「種族が違えば、慣習もさまざま」「人それぞれ」ということでしょうかね。

 それでもいいじゃん。みんなでともに仲良く生きていこうよ。というメッセージが込められている。ようです。



 日記タイトルは、もちろん、John Lennon さんのアルバムタイトル『心の壁、愛の橋(Walls and Bridges)』より。

 他のアルバムに比べると、一般的には評価があまり高くないようですが、私は好きです♪



 心の壁に橋を架けるのは、結局のところ、“愛”なのでしょうか?










~~~

◎ ジェンベ ユニット "butterfly effect" ライヴ情報

■2011.2.26 Sat. 19:30~ @ ALMANAC HOUSE, 市川

 /w ELK / ファンキールーパーヒロユキ / butterfly effect
 CHARGE: Table Charge \300 / Live Charge \700

 私たちの出番は、1バンド目、7時半ころの予定です!

 
 〒272-0035
 千葉県市川市新田5-5-27田中ビル2F
 TEL:047-323-7271
 http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/
 

■2011.3.13 Sun. 9:00, 13:00, 15:00~? @ 東京ガス「ガスの科学館」イベント会場, 豊洲

 「春はもうすぐ・のびのび暮らしフェスタ」
 /w 群馬のんびり音楽隊(仮) / butterfly effect
 http://www.gas-kagakukan.com/event/index.cgi?c=index&y=2011&m=3

 「がすてなーに(ガスの科学館)」
 〒135-0061
 東京都江東区豊洲6-1-1
 TEL 03-3534-1111(受付時間 9:30~17:00)
 開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
 入館料 無料
 http://www.gas-kagakukan.com/


■2011.3.19 Sat. 19:00~? @ 無国籍料理 月 HOUSE OF BLUES, 船橋

 /w Green Chimneys / KON★ / butterfly effect

 〒273-0865
 千葉県船橋市夏見 1-10-31
 TEL&FAX :047-424-0706
 http://www.blues-tsuki.com/


■2011.3.27 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋

 /w ホワイト&ぶるー / SAYA / butterfly effect

 目黒区東山3-15-14
 TEL 03-3710-8731
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ 動画など...

[MySpace]:
http://www.myspace.com/bluescat7

[YouTube]:
http://www.youtube.com/user/bluescat7

上記ページの「お気に入り(Favorite)」に butterfly effect のライヴ動画が登録されています♪
携帯電話からも視聴可能です。



◎ mixi コミュニティ、つくりました!

[butterfly effect コミュニティ]:
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5218299

2011年2月11日金曜日

MOCCA CHOCOLATA YA YA

 先日、相談されました。

 今年の1月1日(元旦!)に彼氏ができたのだけど、それからまだ一回も会ったことがない、と。

 無邪気に「会いたい~♪」とメールしたら、今月は忙しくて会えそうもない。たぶん来月は会えると思う、と返事されたとか。。

 「それってつき合ってるって言えるのか?! 」と思わず喉元まで出かかりましたが。。

 2月の最初の土曜日に会おうということになっていたそうですが、なんだかんだでうやむやのまま流れてしまい。。

 “彼”からつい先日来たメールには、3月5日(3月の最初の土曜日ですね)に会えないか、と書かれていたそうです。。。



 いろんな愛や恋のカタチがありますね。



 さてさて。



 わたくし、あまり人には教えていない、ひそかな趣味がいくつか、あります。

 そのひとつ、それは、チョコレート。ショコラ、を楽しむことなのです。

 ショコラ専門店のショコラを味わう、ということなのですが。

 友人等に話しても、「いや、日本のチョコが一番おいしいよ」、「やっぱり『ロッテ』の『ガーナ』でしょ!」とか言われてしまうので、あまり理解されない趣味ととらえております。。

 チョコレートのブランド、有名なところですと、『GODIVA』がそうでしょうか。日本では“ゴディバ”と呼ぶことが多いようですが、英語圏では“ゴダイバ”と発音するそうです。まあ、通じればどちらでも良いのでしょう。

 ショコラ専門店で、ショーケースにずらりと並べられたチョコレートからひとつぶひとつぶ、好きなものを選んで、ゆっくり、丁寧に味わう。というのが、ちょっぴり贅沢な気持ちになれる至福のひとときなのでございます。

 好きなのは、表参道の『Pierre Herme(ピエール・エルメ)』ですかね。。『La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』もいいですね。渋谷マークシティの『Decadence du Chocolat(デカダンス・デュ・ショコラ)』も好きです。。あと、ちょっと毛色が違いますが、ウィーンの『DEMEL(デメル)』も好きです(猫の舌の形のチョコレートがかわゆい!)。原宿にブティックがありますね。

 そして、ショコラ好きにはたまらない、あのイベント、一年に一度のチョコレートの祭典、『サロン・デュ・ショコラ』は、今年は 1/26~1/31まで開催していまして、もちろん行って来ました。

 http://allabout.co.jp/gm/gc/375109/

 我が家にまだ残りが大事にとってあるので、もし食べたいかたいらしたら。。。



 さてさて。

 もうすぐバレンタイン・デーですが。もし、たまにはいつもと違ったチョコレートを贈りたい、ということでしたら、ショコラ専門店のショコラなど、いかがでしょう。贈る方も、贈られる方も、ちょっぴりあたらしい気持ちがするかも、しれません。

 ただし、表参道のメゾン・デュ・ショコラ等々は、この時期、長蛇の列ができておりますので、並ぶ覚悟が必要でございます。。










 BGM: Labelle - ‘Lady Marmalade’

 映画『ムーラン・ルージュ』主題歌として、クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、ピンク、マイアのコラボレーションでカバーもされましたね。

 日記タイトルは、歌詞から引用してます♪










~~~



 "butterfly effect" のライヴですが、とあるご縁から、3月にもうひとつ決まりました!

 3/13(日)、豊洲にある、東京ガス ガスの科学館でのイベントライヴに出演いたします!

 当日行われるマラソン大会に合わせたイベントで、マラソン出発前、中間、マラソン終了時の三回演奏予定。

 入場はもちろん、無料のようです。

 イベントでは出店も沢山出るようですので、遊びに来るがてら、お越しいただければうれしいです。



 東京ガス:ガスの科学館「がすてなーに」/3月のイベント情報:
 http://www.gas-kagakukan.com/event/index.cgi?c=index&y=2011&m=3



 時間等、詳細決まり次第、お知らせいたします。



~~~



◎ butterfly effect ライヴ情報

■2011.2.26 Sat. 19:00~? @ ALMANAC HOUSE, 市川
 http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/

■2011.3.13 Sun. 9:00, 13:00, 15:00~? @ 東京ガス「ガスの科学館」イベント会場, 豊洲
 http://www.gas-kagakukan.com/

■2011.3.19 Sat. 19:00~? @ 無国籍料理 月 HOUSE OF BLUES, 船橋
 http://www.blues-tsuki.com/

■2011.3.27 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ 動画など...

[MySpace]:
http://www.myspace.com/bluescat7

[YouTube]:
http://www.youtube.com/user/bluescat7

上記ページの「お気に入り(Favorite)」に butterfly effect のライヴ動画が登録されています♪
携帯電話からも視聴可能です。



◎ mixi コミュニティ、つくりました!

[butterfly effect コミュニティ]:
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5218299

2011年1月28日金曜日

YOU MAY DO YA #2

- Ten Nights of Dream #2 -



 言葉の雨が降る。

 激しく、とめどもなく。

 ふらふらと右へ倒れそうになると、右ストレイトが待ちかまえ、左へ倒れそうになると、左ストレイトが待ちかまえる。

 振り子のように、右へ、左へ、左へ、右へ、かなしみのダンスを踊る、わたし。

 いっそのこと、ひと思いに突き刺してくれたなら、と思う。

 とめどもない言葉の雨に打たれ、爪先立ちで、踊りつづける。



 きみのボッサノーバは、わたしのブルーズ。

 きみのスキャットは、わたしのハミング。

 きみの連符は、わたしの休符。

 生まれるシンコペーション。



 やまない雨は、次第に強さを増していく。

 きみはまるで、どこまで言えばわたしが傷つくかを試しているかのよう。

 ちょうど、庭に蟻(あり)の巣を見つけた幼い子どもが、たわむれに巣に指を突っ込んで、どこまで壊すことができるかを試すように。

 どこまで殴ればわたしが倒れるか。見届ければ、きみは満足したのだろうか。

 我に返り、じぶんの残酷さに、おそれおののく、きみ。



 きみがそんなに泣くから、じぶんも泣いてしまいたくなった。

 けれども、ここでじぶんが泣くのは、ひどくずるいような気がして、こらえたら、じわりと浮かんだ涙が、すっと呑みこまれた。

 がまんできるじぶんが、がまんできてしまうじぶんが、とてもうらめしく、しらじらしく思えた。

 じぶんの弱さを見せられる強さが、わたしには、ない。

 泣くことがずるいのではなく、泣かないことがずるいのだろうか。

 じぶんの身を守るための鎧(よろい)が邪魔をして、なみだがおもてに、出なくなってしまったのか。

 わたしはたずねる。「なぜもっとはやく言ってくれなかったのか?」

 「なんども言いたかったのに、言う隙を与えてくれなかった」



 じぶんを守るための鎧(よろい)のはずが、人のこころをも苦しめることを知る。



 冷えた身体を引きずって、ひとりの世界に帰って、ふっと鏡を見れば、なみだでにじんだマスカラが、ひどく滑稽に思えた。

 まるでピエロのように見えて、とてもかなしいはずなのに、わらってしまった。



*



 疲れた身を横たえて、泥のように眠った時、こんな夢を見た。

 川べりを散歩していると、何やら人だかりが出来ていた。

 見れば、爺さんが一人、輪の中心に居り、余り(あまり)関わりたくないとでも言うように見物人達は距離を置いて見て居るのが分かった。

 爺さんは自分の芸当を見せようと躍起になっている様子で手品を披露しようとするが、何も起こらない。

 「見ておろう、見ておろう」

 そう言っては繰り返し繰り返し技を仕掛けるが一向に成功せぬ。

 とうとう痺れ(しびれ)を切らした見物人が立ち去ろうとした時、爺さんは、

 「今になる、きっとなる」

 と言ってすっくと立ち上がり、我々に背を向け、目の前の川の方へ向かったかと思うと、ざぶざぶと水の中へ入って行った。

 どんどん沈んでいったが、皆、直ぐ(すぐ)に上がって来るだろうと思って、何もせずにじっと待っていた。

 どうせ「見ておろう、見ておろう」と言い、ずぶ濡れになりながら、上がって来るだろう、と。

 しかしながら、いくら待っても爺さんは上がって来ず、川面は静かな流れを取り戻した。

 後に聞いた話では、服にあちこち隠していた手品の種が水を含んで重しとなり、爺さんは上がるに上がって来れなくなったのではないかと言う。

 自分で仕込んだからくりに溺れ、死んだのだ、と。



*



 爺さんの死を見届けて、泥沼の薄墨からゆっくり引き上げられて目覚めたとき、我が鎧(よろい)が脱げていることを、願った。

 脱皮したばかりで、まだ痛々しいくらいに過敏な肌に震える、裸の生き物のようであるように、と。

 そして、映画『シティ・オブ・エンジェル』で、天使から人間に成り変わった青年が、はじめての行為を行った時、

「あたたかくて、ほんのすこし、痛い」

 と言ったときの気持ちを、想像してみるのである。










Bob Dylan - ‘A Hard Rain's a-Gonna Fall’





■「YOU MAY DO YA #1」
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1598330629&owner_id=32357395

2011年1月7日金曜日

60,000 Billion Lives

 あけまして、おめでとうございます。

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて。

 こころとは、いったいどこにあるのでしょうね?

 ヒトの身体は、器官の集まりだといいます。器官は組織からできていて、組織は細胞でできていて、細胞は素粒子からできていて。ココロという実態はどこにもない、と。

 では、私たちの喜怒哀楽の源になっている、こころ、感情とは、どこからやってくるのでしょう?

 人は、約60兆もの細胞から成り立つ生命体だといいます。私は、この数字を考えるだけで、奇跡を感じるのですが……。

 たとえば、ぴゅうっと冷たい風が吹き抜けたとします。その時、「おお、寒い」と思うか、「いやあ、気が引きしまる」と思うかは、その人の、その時の、気の持ちようであったり、それまでの経験に培われた感受性だったり、さまざまな要因があるのだと思いますが、細胞レベルでは同じ温度を同じように感受しているはずなのに、それに対する反応が違うというのは、どういうことなのでしょうか? 私は、それが「こころ」なのではないかと思うのです。

 こころとは、うつろいやすく、はかなく、それでいて、根源に根差した(「三つ子の魂百まで」といいますね)、一瞬一瞬の感応の結果ではないか、と。

 「あの人にはこころがない」とか「あの人のこころが分からない」とか言うことがありますが、それも仕方がない、と考えたりします。自分と同じ約60兆の細胞を持っている生命ですが、まったく同じように感応するわけがないのですから。自分とは、違う反応をしているだけだ、と考えたりします。

 だからこそ、目には見えない、一瞬一瞬の感応の積み重ねの中で、「こころにふれる」ような、「たましいがふるえる」ような時が得られたなら、それこそ奇跡なのではないかと思うのです。感応と感応が共鳴した時に、「こころが通う」というのではないかと。

 決して、当たり前ではないのだ、と思うのです。



 さてさて。

 そんな瞬間を逃さないよう、こころを尽くしてのぞむ、"butterfly effect" 関連のライヴを、告知させていただきます!

 まずは、my mixi のパープルジャスミンちゃんが先に告知してくれていたのですが、あまりにもじぶんが思っていたことと同じことが書かれていた(これぞまさしく共鳴)ので、コピペ(てへ)♪

 人の縁(えにし)とは、不思議ですね。さまざまな縁にささえられて、今、ここにいるわけですが、まったく予想外の刺激的な体験でございます! なんと、大学生さんたちのダンスサークル卒業公演のお手伝いさせていただくことになりました。

 近くにお住まいのかた、ご興味あるかた、ぜひご覧くださいませ。


---------- ここから ----------

[元日記URL]:
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1648525230&owner_id=4611180

今日はとうとう 大みそかですね

今回、わたくしたちガールズジェンベ隊のバタフライ エフェクトのリーダーである 奈桜ちゃんからのお話で、
なんと神田語学大学の4年生たちによる、卒業ダンスミュージカルの中に出ることになりました

ジェンベとダンサーによるコラボ、ダンスバトル、総勢28人のピッチピチの初々しいダンサーさん達とご一緒することにっ



昨日一日、顔合わせと練習だったのですが、「えーーーーっ」って、口があんぐりなほどの 濃い内容

ダンスのレベルも最高で こちらもノリノリに

ジャンルもたくさんあり、HIPHOPやハウス、ブレイク、レゲエ、セクシー系、バレエスタイルなどなど、見ごたえたっぷりでびっくり

四年間の大学生活のなかで、サークルを本当に踊りが大好きで
、
みんな一緒に 一生懸命頑張ってきたんだろうな~いいな~

あたしってこんなにキラキラした学生だったっけ(笑) 
とかいろいろ考えさせられました

みなさん 真剣そのもの 瞳がキラキラしてるの
生き生きしていて 感動した



「最近の若者は~」とかいろいろ言うこともありますが、目からうろこ的な
礼儀正しくダンスが好きだっていう純粋なオーラ全開の彼らでした

是非 見にいらしてください 
きっと 青春を感じると思う

もちろん ダンス好きも、音楽好きも、舞台好きも、なんでもなくても、一見の価値ありですっ

衣装もバンバン変わるわ、人数が多いので迫力もスゴイ

今回はバタフライから、リーダー奈桜ちゃん、み○こちゃん、ばけるくん、と私がジェンベ隊、そして、さかまきさん(サンバン)が急遽参加してくださることに

練習の通し稽古を見せてもらい、本番でなくても、
わたしが何か忘れていた「夢中になること」を思い出させてもらいました

        MUSEUM@Milleniam House 

    「詩人の眠る美術館と音楽に救われた一人の少年の物語」 

  All Presented by Step-IN 17th  (神田外語大学 ミレニアムハウス)
  
  1月8日 土曜日 13時半~ 
      1月11日 火曜日 17時~ の2回公演となります


アクセス

京葉件海浜幕張駅北口 徒歩15分

総武線・京成線 幕張駅南口 徒歩20分

何気に駅から遠くはないですよ 是非是非~

---------- ここまで ----------

※わたくしが参加するのは、8日のみ。他のメンバーは、8, 11日両日参加いたします。



 さて、つづいて、"butterfly effect" のライヴです。


■2011.1.16 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html

■2011.2.26 Sat. 19:00~? @ ALMANAC HOUSE, 市川
 http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/


 あと、まだ仮ですが、以下も決まりそうです!(ちょいフライング気味。。)


■2011.2.4 Fri. 19:00~? @ Live Cafe 弁天, 新中野
 http://www.benten55.com/top.htm



 "butterfly effect" とはなんぞや?というかたは、恐れ入りますがトップページのプロフィールをご覧くださいませ。
 http://mixi.jp/show_profile.pl?id=32357395



 ではでは。

 いつか、どこかで、こころとこころがふれ合う日が来るのを楽しみに、あなたをお待ちしております。





 BGM: Stephen Stills - ‘Love the One You're With’

2010年12月24日金曜日

Someday at Christmas

 年の瀬でございますね。

 さて、クリスマス・イヴですが。

 クリスマスといえば、わたくし、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』(という小説)が大好きでございます。。この時期になると、時々読み返したくなる小説でございます。。去年だか一昨年前だか、ディズニー版の映画も観に行ってしまいました。。たしか、六本木の映画館だったのですけれど、一番前の座席しか空いていなくて。3D 映画でございましたが、あまり 3D感 のない 3D映像を堪能いたしました。。ちなみに、ジム・キャリーさんがスクルージ役でして、わたくし的にはぴったりだと思いました。。


 さて。

 せっかくなので、わたくしの好きなクリスマス・アルバム、クリスマス・ソングなど、ご紹介してみようかなと思います。ウキウキするようなクリスマス・ソングだったり、しっとり聴きたいクリスマス・アルバムだったり。。? クリスマス気分を盛り上げる手伝いになれば、幸いです。



■ The Phil Spector Christmas Album(フィル・スペクターズ・クリスマス・アルバム)

1. White Christmas - Darlene Love
2. Frosty The Snowman - Ronettes
3. The Bells Of St. Mary - Bob B. Soxx And The Blue Jeans
4. Santa Claus Is Coming To Town - Crystals
5. Sleigh Ride - Ronettes
6. Marshmallow World - Darlene Love
7. I Saw Mommy Kissing Santa Claus - Ronettes
8. Rudolph The Red-Nosed Reindeer - Crystals
9. Winter Wonderland - Darlene Love
10. Parade Of The Wooden Soldiers - Crystals
11. Christmas (Baby Please Come Home) - Darlene Love
12. Here Comes Santa Claus - Bob B. Soxx And The Blue Jeans
13. Silent Night - Phil Spector And Artists


[http://www.youtube.com/watch?v=37v0CE-pXss:movie]

 はい、定番中の定番、フィル・スペクターさんのクリスマス・アルバムでございます。個人的には、これなくしてクリスマス・アルバム特集はありえない、というくらい欠かせないアルバムです。

 フィル・スペクターさんが生み出したウォール・オブ・サウンド(音の壁)と言われる、もこっとして、キラキラしたサウンドが、クリスマスにぴったり、だと思うのですが、いかがでしょう?

 ガールズ・ポップ・グループによるちょっぴりせつない歌唱が胸キュン(笑)な気持ちを高めてくれます。



■ Jackson 5 / Christmas Album(ジャクソン・ファイヴ / クリスマス・アルバム)

1. Have Yourself A Merry Little Christmas
2. Santa Claus Is Comin' To Town
3. The Christmas Song
4. Up On The House Top
5. Frosty The Snowman
6. The Little Drummer Boy
7. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
8. Christmas Won't Be The Same This Year
9. Give Love On Christmas Day
10. Someday At Christmas
11. I Saw Mommy Kissing Santa Claus


[http://www.youtube.com/watch?v=gmUW2pVAopc:movie]


 こちらも定番でしょうかね。

 Motown の多くのアーティストがクリスマス・ソングを歌っていて、コンピレーション盤もいろいろ出ていますが。やはり、ここは、Jackson 5 でしょうか。

 一番好きなのは、M-2.「Santa Claus Is Comin' To Town」でしょうか。このころの Michael は、かわいかったですね。。(いえ、あの、その、「このころ」を強調するつもりはないのですが。。)

 M-11.「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」(邦題:ママがサンタにキッスした)は、幼い Michael の驚異的な歌のうまさに涙が出そうになります。。それにしても、かわいらしい曲ですよね。サンタに扮したパパに、ママがチュ~しているところを見てしまう、という。。幸福な家庭の光景が目に浮かびますね。とてもほほえましいです。



■ The Brian Setzer Orchestra / Boogie Woogie Christmas(ブライアン・セッツァー・オーケストラ / ブギ・ウギ・クリスマス)

1. Jingle Bells
2. Boogie Woogie Santa Claus
3. Winter Wonderland
4. Blue Christmas
5. Santa Claus is Back in Town
6. Baby It's Cold Outside
7. The Nutcracker Suite
8. The Man with the Bag
9. Sleigh Ride
10. Run Rudolph Run
11. Cactus Christmas
12. So They Say It's Christmas
13. O Holy Night
14. The Amens


[http://www.youtube.com/watch?v=DUyQdolNop0:movie]


 いちおう、ロック DJ を自ら名乗ったりしているので、ロッキンなクリスマス・アルバムを。。Brian Setzer Orchestra のクリスマス・アルバムでございます。スタンダード曲のカバーに、オリジナル曲が1曲が収録されています。

 B.S.O. はジャズのスタンダードとしても有名な「In The Mood」なんかもロッキンかつスウィンギンにカバーしていて、クリスマス・ソングもいいんじゃないかな~と思っていたら、やっぱりやってくれた、という感じです。

 とにかく、スウィンギン! まさに boogie woogie! 踊れて、楽しいクリスマス・アルバムです。



 ほか、

■ The Beach Boys / Christmas Harmonies(ビーチ・ボーイズ / クリスマス・ハーモニー)

 も聴きたくなります。わたくし、ビーチ・ボーイズを真冬に聴くのが好きなのです(真夏に聴くのも大好きですが。。)。胸がキュッとなるような、せつない気持ちになります。。



 あと、変わったところでは、

■ Bob Dylan / Christmas in the Heart(ボブ・ディラン / クリスマス・イン・ザ・ハート)

 ですかね。ボブ・ディランさんが2009年に発表したクリスマス・アルバムでございます。40年越のキャリアの中で、初のクリスマス・アルバムでした。奇をてらうことなく、定番のスタンダード曲を、あたたかみのあるアメリカン・ルーツ・ミュージック的アレンジでカバーしております。



 しっとり聴くなら、アル・ジャロウやヘイリー・ロレンのクリスマス・アルバムもいいですね。

 女性が多いシーンだったら、シカゴやカーペンターズのクリスマス・アルバムをかけましょうか。Beegie Adair(ビージー・アデール)というジャズのピアニストの『My Piano Christmas』も、いいですね。コロコロしたピアノの音色が心地よいです。

 オシャレなカフェなどで曲をかけるなら、333DISCS というレーベルから出たクリスマス・コンピをかけますかね。


■ Christmas Songs
 
1 原田知世 Frosty the Snowman
2 細野晴臣 Rudolph the Red-Nosed Reindeer [赤鼻のトナカイ]
3 高橋幸宏 White Christmas
4 トクマルシューゴ Christmas Eve ~ We Wish You a Merry Christmas
5 ショーン・オヘイガン (ハイラマズ) Kabon's Christmas
6 コトリンゴ Sleigh Ride [そりすべり]
7 naomi & goro God Rest Ye Merry Gentlemen
8 嶺川貴子 Listen, The Snow Is Falling
9 伊藤ゴロー Snow
10 Arthur Jeffes (The Penguin Cafe) Finland
11 坂本龍一 Merry Christmas Mr.Lawrence re-modeled by Goro Ito

http://333discs.jp/disc=1098


 個人的には、M-4. トクマルシューゴ「Christmas Eve」 が、なぜかのサーフ・ロック風アレンジで好きでございます。M-5. ショーン・オヘイガン (ハイラマズ)「Kabon's Christmas」も、音響系のフワフワした感じが好きですね。また、教授さんの「戦メリ」で終わるあたりが、OL 泣いちゃうよ。。という感じでしょうかね??

 まあ、とはいえ、オシャレなところで DJ をする機会には恵まれないのですが。。(笑)



 そして、クリスマス・ソングということですと、日記タイトルにもした、Stevie Wonder の「Someday at Christmas」が大好きです。

 いつかのクリスマス、男はもはや少年ではいられなくなる…という印象的な出だしで、世界の平和を祈り、貧富の差のない社会を願うという内容です。

 あとは、The Supremes の「My Favorite Things」や Paul McCartney さんの「Wonderful Christmastime」ですかね。いえ、もちろん、John Lennon さんの「Happy Xmas (War Is Over)」も好きなのですけれど。定番すぎて、「Happy Xmas」はあまりかけなくなりました。でも、やっぱり聴きたくなって、かけちゃうんですけどね。(どっちじゃ?)


 また、クリスマス・ソングではないのですけれど、この時期よくかけるのが、


■ The Clash / Hitsville U.K. (クラッシュ / ヒッツヴィル・UK)


[http://www.youtube.com/watch?v=opFyTAA0DiI:movie]


 クラッシュの4枚目のアルバム、『Sandinista!(サンディニスタ!)』収録の楽曲です。なぜか、好きなのですよね。もこっとしたサウンドに、フィーチャーされた女性ボーカリストの少年のような声の響きが、夢を見ているような不思議な感覚にさせる楽曲です。



■ Blur / Tender (ブラー / テンダー)


[http://www.youtube.com/watch?v=WNy0ZRLrtis:movie]


 ブラーのアルバム『13(サーティーン)』に収録されている楽曲です。ゴスペル調の分厚いコーラスが印象的で、荘厳な気持ちにさせてくれます。

 クリスマスのこの時期の夜更けに、そっと聴きたくなります...。



■ Cyndi Lauper / What's Going on(シンディ・ローパー / ワッツ・ゴーイング・オン)


[http://www.youtube.com/watch?v=2hzxxoVCobQ:movie]


 ご存知、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)さんの楽曲ですが、シンディ・ローパーさんのカバー・バージョンでございます。2003年発表のベストアルバムに収録されておりました。オリジナルも大好きなのですが、この時期になると、なぜかこのバージョンが聴きたくなります。。男声と女声の違いなのでしょうか。。マーヴィン・ゲイさんの太く力強い歌声のほうは、普段のなにげない日常に聴きたく、シンディ・ローパーさんのハイトーンで、涙腺を刺激するような(まるで幼い少女が泣き叫んでいるような)歌声のほうは、特別な時に聴きたくなる、ということなのかもしれません。もちろん、どちらが良いとか悪いということはありませんし、気分によって、真逆になることもありますが。。

 ちなみに、シンディ・ローパーさんといえば、2008年に、The Hives とのコラボレイション楽曲を期間限定で無料配信していましたね。
 (現在は、iTunes などでダウンロード購入できるようです)

■ The Hives & Cyndi Lauper / A Christmas Duel

 スウェーデン出身のガレージロック/オルタナティヴ バンドの The Hives によるオールドタイム風アレンジの演奏と、シンディさんのエモーショナルな歌唱。意外な組み合わせかと思いきや、なかなかすてきにマッチして、良い、です。クリスマスならではの取り合わせといったところでしょうか。





 などなど。いろいろご紹介してみましたが。なにか、お気に召すものがありましたでしょうか?

 ではでは。



 I wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!!