2011年10月9日日曜日

GET LOUD / ゲット・ラウド

 先日、映画を観てきました。

 『ゲット・ラウド(It Might Get Loud)』という、三人のギターリスト、Jimmy Page(ジミー・ペイジ/Yard Birds, Led Zeppelin)、The Edge(ジ・エッジ/U2)、Jack White(ジャック・ホワイト/The White Stripes)が一夜限りのセッションを行う為に集結する、というドキュメンタリー映画です。

 それぞれの、屈託のないギター少年だったころの姿や、ただ一人の音楽好きとしての一面、新しい音楽を生み出していこうと模索してきた過程、妥協を許さない音へのこだわり、等々が丁寧に描かれています。

 二人を負かしてやろうと意気込んでいたジャック・ホワイトが、ジミー・ペイジが目の前で奏でる往年のロック・クラッシックス、"Whole Lotta Love" を聴いている時の表情は、なんともいえないものがありました。

 映画のラスト、セッションの時に、いったいどんな曲を三人で演奏するのだろう? エレキギターでゴリゴリのギターバトルを繰り広げるのか、と思いきや、アコースティックギターで歌い、奏でるのは、なんと The Band の"The Weight" でした。三人とも、演奏すること自体を楽しんでいる様子で、その場があたたかな空気に包まれているのがわかりました。



 また、ラウドである(get loud)、というのは、決して音が大きければ良いのではない、ただうるさければいいのではない、ということもわかりました。

 ラウドである、というのは音の大きさではなく、態度、姿勢、のことなのだな、と。

 誰のものでもない、自分のスタイルを貫こうとする姿のことなのだ、と。



 私自身も、仕事で音楽に携わるものとして、また、自ら演奏活動をする端くれとして、非常に考えさせられるものがありました。

 人がどうであろうと、人がなんと言おうと、自分のやりたいことを遣り通していく、それがロックであり、そうした姿に人は魅了されるだろう、と。



 また、それぞれ、年齢も違い、活躍してきた年代も違い、バンドも違う、けれども、ギターを通じて音楽を繋いでいく家族のようなものだ、という言葉が印象に残りました。

 自分のやりたいことを貫きながらも、同じ音楽を志す仲間として、時に協力し合い、お互いを思いやりながら、ともに切磋琢磨していこう、という姿勢が大切なのだな、と。難しいことですが。。。



 というわけで、最後に、わたくしがやらせていただいているバンド関連の告知をさせていただき、今日はこの辺で。。



 bye.





●10月10日(月・祝) @ Club Asia, 渋谷

 この日は、バンドとしてでなく、わたくし個人でセッションに参加させていただきます!

 昼間です!


●10月29日(土) @ 代々木公園野外ステージ, 渋谷

 29日、30日と二日間に渡って開催されるアンタル・フェスティバルの一日目に出演させていただきます!

 我々 "butterfly effect" の出演時間は、11:45~です!



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◎ 動画など...

[YouTube]:
★9/24 のライヴ動画

 ☆オススメ☆
 Sinte Session feat. KAKKA

 ディジュリドゥをフィーチャーした、めっちゃトランシーなアレンジ♪

 途中、SAYAがアフリカンダンスを披露しています♪(暗くてあまりよくわからないと思いますが。。)


[U-Stream]:
★8/10 のライヴ動画

 1. Fefo 1:00-
 2. Abondan 4:22-
 3. Kuku 10:12-
 4. Session 17:15-
 5. Balakulandjan 30:15-
 6. Sinte 38:05-

[MySpace]:



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ butterfly effect コミュニティ
 2011年9, 10月のライヴ予定



◎ Facebook ページ、はじめました!



 ※わたくしの個人的な Facebook ページは、