2010年12月24日金曜日

Someday at Christmas

 年の瀬でございますね。

 さて、クリスマス・イヴですが。

 クリスマスといえば、わたくし、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』(という小説)が大好きでございます。。この時期になると、時々読み返したくなる小説でございます。。去年だか一昨年前だか、ディズニー版の映画も観に行ってしまいました。。たしか、六本木の映画館だったのですけれど、一番前の座席しか空いていなくて。3D 映画でございましたが、あまり 3D感 のない 3D映像を堪能いたしました。。ちなみに、ジム・キャリーさんがスクルージ役でして、わたくし的にはぴったりだと思いました。。


 さて。

 せっかくなので、わたくしの好きなクリスマス・アルバム、クリスマス・ソングなど、ご紹介してみようかなと思います。ウキウキするようなクリスマス・ソングだったり、しっとり聴きたいクリスマス・アルバムだったり。。? クリスマス気分を盛り上げる手伝いになれば、幸いです。



■ The Phil Spector Christmas Album(フィル・スペクターズ・クリスマス・アルバム)

1. White Christmas - Darlene Love
2. Frosty The Snowman - Ronettes
3. The Bells Of St. Mary - Bob B. Soxx And The Blue Jeans
4. Santa Claus Is Coming To Town - Crystals
5. Sleigh Ride - Ronettes
6. Marshmallow World - Darlene Love
7. I Saw Mommy Kissing Santa Claus - Ronettes
8. Rudolph The Red-Nosed Reindeer - Crystals
9. Winter Wonderland - Darlene Love
10. Parade Of The Wooden Soldiers - Crystals
11. Christmas (Baby Please Come Home) - Darlene Love
12. Here Comes Santa Claus - Bob B. Soxx And The Blue Jeans
13. Silent Night - Phil Spector And Artists


[http://www.youtube.com/watch?v=37v0CE-pXss:movie]

 はい、定番中の定番、フィル・スペクターさんのクリスマス・アルバムでございます。個人的には、これなくしてクリスマス・アルバム特集はありえない、というくらい欠かせないアルバムです。

 フィル・スペクターさんが生み出したウォール・オブ・サウンド(音の壁)と言われる、もこっとして、キラキラしたサウンドが、クリスマスにぴったり、だと思うのですが、いかがでしょう?

 ガールズ・ポップ・グループによるちょっぴりせつない歌唱が胸キュン(笑)な気持ちを高めてくれます。



■ Jackson 5 / Christmas Album(ジャクソン・ファイヴ / クリスマス・アルバム)

1. Have Yourself A Merry Little Christmas
2. Santa Claus Is Comin' To Town
3. The Christmas Song
4. Up On The House Top
5. Frosty The Snowman
6. The Little Drummer Boy
7. Rudolph The Red-Nosed Reindeer
8. Christmas Won't Be The Same This Year
9. Give Love On Christmas Day
10. Someday At Christmas
11. I Saw Mommy Kissing Santa Claus


[http://www.youtube.com/watch?v=gmUW2pVAopc:movie]


 こちらも定番でしょうかね。

 Motown の多くのアーティストがクリスマス・ソングを歌っていて、コンピレーション盤もいろいろ出ていますが。やはり、ここは、Jackson 5 でしょうか。

 一番好きなのは、M-2.「Santa Claus Is Comin' To Town」でしょうか。このころの Michael は、かわいかったですね。。(いえ、あの、その、「このころ」を強調するつもりはないのですが。。)

 M-11.「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」(邦題:ママがサンタにキッスした)は、幼い Michael の驚異的な歌のうまさに涙が出そうになります。。それにしても、かわいらしい曲ですよね。サンタに扮したパパに、ママがチュ~しているところを見てしまう、という。。幸福な家庭の光景が目に浮かびますね。とてもほほえましいです。



■ The Brian Setzer Orchestra / Boogie Woogie Christmas(ブライアン・セッツァー・オーケストラ / ブギ・ウギ・クリスマス)

1. Jingle Bells
2. Boogie Woogie Santa Claus
3. Winter Wonderland
4. Blue Christmas
5. Santa Claus is Back in Town
6. Baby It's Cold Outside
7. The Nutcracker Suite
8. The Man with the Bag
9. Sleigh Ride
10. Run Rudolph Run
11. Cactus Christmas
12. So They Say It's Christmas
13. O Holy Night
14. The Amens


[http://www.youtube.com/watch?v=DUyQdolNop0:movie]


 いちおう、ロック DJ を自ら名乗ったりしているので、ロッキンなクリスマス・アルバムを。。Brian Setzer Orchestra のクリスマス・アルバムでございます。スタンダード曲のカバーに、オリジナル曲が1曲が収録されています。

 B.S.O. はジャズのスタンダードとしても有名な「In The Mood」なんかもロッキンかつスウィンギンにカバーしていて、クリスマス・ソングもいいんじゃないかな~と思っていたら、やっぱりやってくれた、という感じです。

 とにかく、スウィンギン! まさに boogie woogie! 踊れて、楽しいクリスマス・アルバムです。



 ほか、

■ The Beach Boys / Christmas Harmonies(ビーチ・ボーイズ / クリスマス・ハーモニー)

 も聴きたくなります。わたくし、ビーチ・ボーイズを真冬に聴くのが好きなのです(真夏に聴くのも大好きですが。。)。胸がキュッとなるような、せつない気持ちになります。。



 あと、変わったところでは、

■ Bob Dylan / Christmas in the Heart(ボブ・ディラン / クリスマス・イン・ザ・ハート)

 ですかね。ボブ・ディランさんが2009年に発表したクリスマス・アルバムでございます。40年越のキャリアの中で、初のクリスマス・アルバムでした。奇をてらうことなく、定番のスタンダード曲を、あたたかみのあるアメリカン・ルーツ・ミュージック的アレンジでカバーしております。



 しっとり聴くなら、アル・ジャロウやヘイリー・ロレンのクリスマス・アルバムもいいですね。

 女性が多いシーンだったら、シカゴやカーペンターズのクリスマス・アルバムをかけましょうか。Beegie Adair(ビージー・アデール)というジャズのピアニストの『My Piano Christmas』も、いいですね。コロコロしたピアノの音色が心地よいです。

 オシャレなカフェなどで曲をかけるなら、333DISCS というレーベルから出たクリスマス・コンピをかけますかね。


■ Christmas Songs
 
1 原田知世 Frosty the Snowman
2 細野晴臣 Rudolph the Red-Nosed Reindeer [赤鼻のトナカイ]
3 高橋幸宏 White Christmas
4 トクマルシューゴ Christmas Eve ~ We Wish You a Merry Christmas
5 ショーン・オヘイガン (ハイラマズ) Kabon's Christmas
6 コトリンゴ Sleigh Ride [そりすべり]
7 naomi & goro God Rest Ye Merry Gentlemen
8 嶺川貴子 Listen, The Snow Is Falling
9 伊藤ゴロー Snow
10 Arthur Jeffes (The Penguin Cafe) Finland
11 坂本龍一 Merry Christmas Mr.Lawrence re-modeled by Goro Ito

http://333discs.jp/disc=1098


 個人的には、M-4. トクマルシューゴ「Christmas Eve」 が、なぜかのサーフ・ロック風アレンジで好きでございます。M-5. ショーン・オヘイガン (ハイラマズ)「Kabon's Christmas」も、音響系のフワフワした感じが好きですね。また、教授さんの「戦メリ」で終わるあたりが、OL 泣いちゃうよ。。という感じでしょうかね??

 まあ、とはいえ、オシャレなところで DJ をする機会には恵まれないのですが。。(笑)



 そして、クリスマス・ソングということですと、日記タイトルにもした、Stevie Wonder の「Someday at Christmas」が大好きです。

 いつかのクリスマス、男はもはや少年ではいられなくなる…という印象的な出だしで、世界の平和を祈り、貧富の差のない社会を願うという内容です。

 あとは、The Supremes の「My Favorite Things」や Paul McCartney さんの「Wonderful Christmastime」ですかね。いえ、もちろん、John Lennon さんの「Happy Xmas (War Is Over)」も好きなのですけれど。定番すぎて、「Happy Xmas」はあまりかけなくなりました。でも、やっぱり聴きたくなって、かけちゃうんですけどね。(どっちじゃ?)


 また、クリスマス・ソングではないのですけれど、この時期よくかけるのが、


■ The Clash / Hitsville U.K. (クラッシュ / ヒッツヴィル・UK)


[http://www.youtube.com/watch?v=opFyTAA0DiI:movie]


 クラッシュの4枚目のアルバム、『Sandinista!(サンディニスタ!)』収録の楽曲です。なぜか、好きなのですよね。もこっとしたサウンドに、フィーチャーされた女性ボーカリストの少年のような声の響きが、夢を見ているような不思議な感覚にさせる楽曲です。



■ Blur / Tender (ブラー / テンダー)


[http://www.youtube.com/watch?v=WNy0ZRLrtis:movie]


 ブラーのアルバム『13(サーティーン)』に収録されている楽曲です。ゴスペル調の分厚いコーラスが印象的で、荘厳な気持ちにさせてくれます。

 クリスマスのこの時期の夜更けに、そっと聴きたくなります...。



■ Cyndi Lauper / What's Going on(シンディ・ローパー / ワッツ・ゴーイング・オン)


[http://www.youtube.com/watch?v=2hzxxoVCobQ:movie]


 ご存知、Marvin Gaye(マーヴィン・ゲイ)さんの楽曲ですが、シンディ・ローパーさんのカバー・バージョンでございます。2003年発表のベストアルバムに収録されておりました。オリジナルも大好きなのですが、この時期になると、なぜかこのバージョンが聴きたくなります。。男声と女声の違いなのでしょうか。。マーヴィン・ゲイさんの太く力強い歌声のほうは、普段のなにげない日常に聴きたく、シンディ・ローパーさんのハイトーンで、涙腺を刺激するような(まるで幼い少女が泣き叫んでいるような)歌声のほうは、特別な時に聴きたくなる、ということなのかもしれません。もちろん、どちらが良いとか悪いということはありませんし、気分によって、真逆になることもありますが。。

 ちなみに、シンディ・ローパーさんといえば、2008年に、The Hives とのコラボレイション楽曲を期間限定で無料配信していましたね。
 (現在は、iTunes などでダウンロード購入できるようです)

■ The Hives & Cyndi Lauper / A Christmas Duel

 スウェーデン出身のガレージロック/オルタナティヴ バンドの The Hives によるオールドタイム風アレンジの演奏と、シンディさんのエモーショナルな歌唱。意外な組み合わせかと思いきや、なかなかすてきにマッチして、良い、です。クリスマスならではの取り合わせといったところでしょうか。





 などなど。いろいろご紹介してみましたが。なにか、お気に召すものがありましたでしょうか?

 ではでは。



 I wish you a Merry Christmas and a Happy New Year!!

2010年12月17日金曜日

You've Got Me Under Your Skin

 お寒うございますね。

 さて。

 先日、某○流の歌い手さんグループのかたがたとお会いしました。『野獣系』なんて言われていて、ワイルドさを売りにしているグループのようです。どんな人たちなのだろう? コワい人たちだったらどうぢよう。。と思っていましたが。。

 たしかにファッションや雰囲気はワイルドではありました。が、全然、野獣という感じではなかったです。とてもジェントルでソフトな印象を受けました。仕事(プロモーション)でお会いしたのですけれど、笑顔で自己紹介するさまは、人懐っこい感じもあり、(おそらく)憶えたてであろう日本語をしゃべるさまは、一生懸命さもあり。。

 じぶんのなかにワイルドさを持つ(野性味を持つ)ことと、他人に対してワイルドである(粗暴である)ことは、ぜんぜん違うのだろうなあ、と思った次第でございます。



 さてさて。話は変わりますが。

 太鼓って、演奏している自分が感じる音と、客観的に聴く音は、異なるみたいですね?

 自分としてはいい感じのつもりでいたのに、後で録音したものを聴くと、「あれ?」となることがあります。でも、この、「あれ?」が、皆さんに聴こえている音なのですよね。。

 この相違、ワタクシが叩いているジェンベという楽器が、身体にぴったり添えて叩く楽器だからというのがあるのでしょうか。楽器そのものの音をダイレクトに受け取っているからなのですかね?

 他の楽器でもそうなのでしょうか。電気じゃないギターとか? バイオリンとかチェロとか、弦楽器ってそうですかね。管楽器なんかも? 電気を通さない楽器ってそんな感じなのでしょうか??

 歌は、そうですよね。自分で聴いている声と実際の声が違いすぎて、びっくりするという話はよく聴きますものね。

 わたくしも、録音された自分の声を初めて聴いたときは愕然としました。。なんだ、このバカっぽそうな声の女は。。と。。。

 ずっと、コンプレックスを持っていましたが、あきらめました。これが私の個性ということにして。。

 が、パーカッションのほうは、客観的に聴いても、ココチヨイ音が出せるよう、日々努力しているところでございます。。



 ところで。

 先週、12/11(土)、告知していましたイベントでパーカッションを叩いてきました。

 ダンスの伴奏を務めさせていただいたのですが。。

 イベント終了後、とあるダンサーさんから、うれしいことに、「なおちゃんは(タイコの)音が鳴ってますね」と言っていただきました!

 これ、今のわたくしにとっては、なによりもうれしい言葉でした。

 ちょっと待ってよ、楽器を演奏したら、音が鳴るのは当たり前ぢゃん。と思う方もいるかもしれませんが。。

 恐らくなんですけどね、ダンサーさんが伝えたかったのは、きっと、こうなのでしょう。

 楽器を演奏すれば、たしかに、音は出ます。でも、“音が出る”ことと“音が鳴る”ことは、違うのでしょう。そのかたにとっては、私が演奏する音が“鳴っている”ように聴こえた、ということなのではないでしょうか。。だとしたら、こんなうれしい言葉はありません! テクニックうんぬんを褒められるよりも、うれしいことです。

 まだまだ、自分的にはそんなレベルではないと思いますし、もっと上のレベルを目指してはおりますが、『いま』のわたしには、充分な言葉です。

 より腕を磨いて、小手先ではない、楽器本来の音、本来、その楽器が“鳴らされたがっている”音を鳴らせられるようになりたいものです。

 もし、楽器が魂を持つなら、その魂が発する声、のようなものを。。

 それに触れる手を介して、楽器のボディと自分のカラダが共鳴するような音、が理想ですね。

 はい、日々、精進でございます。。。

 さあ、明日 12/18(土)は、アルマナックハウスさんで "butterfly effect" のライヴをやらせていただきます。

 どんな音が鳴らせるか。。とても、楽しみです。

 ではでは。





 【クイズ】:

 この中で一番、心地よく聴こえるのはどれでしょう?


  (1) ソコソコの弦を張った、高級なギターを、下手な人が弾く

  (2) 高級な弦を張った、ソコソコのギターを、下手な人が弾く

  (3) ソコソコの弦を張った、ソコソコのギターを、名人が弾く


 これ、割とよく知られた(?)クイズのようなのですが、他の楽器にも例えられますよね?

 ソコソコの皮を張った、高級なタイコを...とか、ソコソコのリードをつけた、高級なサクソフォンを...とかとか。。:)







 BGM: Rolling Stones -‘Can't You Hear Me Knocking?’



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"butterfly effect" ライヴ予定...

■ 2010.12.18(土) @ アルマナックハウス, 市川
  http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/

■ 2011.1.16(日) @ CHAD, 池尻大橋
  http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html

2010年12月10日金曜日

Terror Twilight

 忘年会シーズンですね。。わたくし、今週すでに二回、来週は三回、そのまた来週も三回、年末に二回、控えております。。体調とか、ウェストのサイズとか、お肌の調子とか(笑)、いろいろ気をつけなくてはいけません。。

 さて、唐突ですが。わたくし、歩くことが好きです。

 会社からもよく歩いて帰っていたりなんかします。ええと、片道1時間半くらいですかね。途中の駅までですと45分。さらにもっと近い駅だと15分くらい。余裕がある時は1時間半コースで、帰宅時間が遅い時は45分コース、さらに遅い時やかなり疲れている時は15分コースなど、使い分けている感じです。

 元々の動機は、健康維持のためでした。

 仕事で毎日帰宅が遅く、ジムなどに通っている時間がない(一度試しましたが、続きませんでした。。何ヶ月も無駄に月会費を払ったりしましたっけ。。) & あきっぽい性格の自分が続けられること、といったら、非常に限られてしまいます。どうしたものか、と思っていた時に、何かのきっかけで、通勤時間を運動時間に充てることにしたらいいんじゃないか、と思い付いた次第です。電車に乗っても、乗換だのなんだかんだで、結局30分以上はかかりますからね。

 で、これ、やってみると、意外と良いのです。

 歩いている時にゆっくり考えごとをしたり。
 頭の中の整理をしたり。

 会社の中にいる時には思いつかなかったアイディアが浮かぶこともあります。

 嫌なことはなるべくその日のうちにリセットしたいたちなのですが、歩いているうちに解消されるような気もします。心身ともにリラックスした状態になるのですかね。

 あとは、じっくり音楽を聴いてみたり、DJのアイディアを膨らませたり、パーカッションの練習の予習やら復讐。。ちがう、復習をしたり。。。

 と、自分にとってかなり有効かつ密度の濃い時間なのです。仕事モードのワタクシとプライベートモードのワタクシを、いい具合に切り替える為の、重要な時間となっているのかもしれません。

 ちなみに、なるべく交通量の少ない道、あと、人通りが少ない道を選ぶようにしております。なにしろ考えごとをしたり、ヘッドフォンで音楽を聴いたりするので、あぶないですからね。交通安全的にも、人的にも。

 その中で、お気に入りのコースがありまして。大きな墓地があるのですけれど、その脇を抜けて行くコースが、一番人通りが少なく、ショートカットできるので、気に入っていたのですが。。

 去年、出合ってしまったのですよ。。ちょうど、墓地の脇を通り過ぎようとした時。。

 裸で歩いている男の人に。。。

 いやあ、びっくりしました。さいしょ、ジョギングしている人かな? くらいに思っていたのですが。

 なんだか、ふらふら歩いている人がいるなあ。

 やけに身体にぴったりした服を着ているなあ。

 やけに肌色っぽい服を着ているなあ。

 ……つか、何も着てなかった! というわけでして。。思わず、ぎゃあ、と声を上げて元来た道へ逃げ去りました。。

 しかし、落ち着いてみると、だんだん腹が立ってきました。見たくもないものを見せられたこととか、大事な切替タイムの邪魔をされたことなどに。。。

 もちろん、翌日以降、いろんな人にしゃべくりたおしました。○○霊園には変な人がいる、と。

 それでも不快感はぬぐえませんでしたが。ともあれ、その日以来、そのコースを避けて帰るようにしました。たとえこちらに危害を加える気配はないとしても、やはり、嫌ですし、正直、こわいです。本人にしたら、「ただ裸で歩いているだけです」という感覚なのかもしれませんが、女性にとっては、見知らぬ裸体の男がすぐそばにいる、それだけで充分な恐怖となるのです。。

 そして、時は流れ……。

 相変わらず、歩いているワタクシですが、つい先日、なぜかふと、ひさしぶりに墓地への道を通って帰ろうかな? という気になりました。いつもよりも早く仕事が終わったせいかもしれません。まだ早い時間だから、大丈夫だろう。そんな気がして、つい、あの墓地への道を通ってしまったのです。。

 墓地にさしかかる時、「まさか、いるわけないよね」と思いながら見渡してみて、裸の人が歩いている気配はなかったので、ほっとしつつ、ちょうど、墓地の中間部にあたる交差点まで来た時、突然、現れたのです!

 裸の男性が、私の横を、もの凄い速さで走り抜けていったのです。

 あまりに急だったので、びっくりしすぎて(裸だったことより、突然現れたことに)、声も出ませんでしたが。。

 なんとなく、の記憶ですけれど、去年会った人と同じような気がします。。

 愕然としながら、墓地の道を通り抜け、家路についたわたくしでございます。。。

 そして、気が付いてしまったのです。

 去年出合ってしまった時は、ひょっとして、可哀相な人なのかな?と思っていました。精神的に追い詰められ、気が付いたら裸になってさまよい歩いていた人なのかと。

 けれど、違うのです。

 (推測ですけど)裸を見せる為に待ち伏せしていたのだ、と。裸の上にコートかなんか着て、すぐ裸を見せられるようにしておいて、格好のターゲット――ひとりで歩いている女性――が現れるのを、物陰か何かからじっと伺っていたのだ、と。

 自分でも分からないうちに裸になってしまって、気が付いたらそのへんをうろついていたというような可哀相な人なんかじゃ全然なくて、見知らぬ女の人に裸を見せて、驚かせることでカイカンを得る人なのです。女性のびっくりする顔を見たり女性の叫び声を聞いて、セイテキコウフンを覚える、ヘンタイヤロウなのです。

 そう考えると、ものすごく口惜しいです。

 そんな人が一年以上ものうのうと、身勝手な満足を得る為に、ワイセツ行為を行っていたと知ったこともそうですが、それよりも、そんな人の思う壺な反応をしてしまった自分、しかも一度ならず二度までも。。また、可哀相がる必要のなさそうな人をかわいそうがっていた自分が、口惜しくてたまりません。。。

 その帰り道は、なんとか復讐する方法はないものかと考えたりしました。。

 あえてまた同じ道を一人で歩いて。。


 生卵ぶつけてやりたい、とか
 墨をぶっかけて、のたうち回らせたい、とか
 トリモチみたいなベタベタなものにからまって身動きできなくなっているところを、勝ち誇った顔で見下ろしてやりたい、とか
 縄でぐるぐる巻きにして、木からさかさまに吊り下げて、見世物にしてやりたい、とか


 ……いろいろ妄想してしまいました。。が、友人に話したところ、

「どれも逆によろこばせそうだから、やめた方がいいんじゃない?」

 と言われました。。そうなんですか。。。

 この口惜しさを晴らす為だけに、警察官になろうかな?とか一瞬考えてしまいましたよ。

 墓地への道を一人で歩いて、バアっと現れたところを、現行犯で逮捕! 。。なんて。。。

 まあ、ともかく、それ以来、再びその道は通らなくなりました。二度と通るまい、と心に決めたのです。

 正直、口惜しいですけど、口惜しさよりも、やはり、恐怖のほうが強いのです。不快感もあります。もしまた出合って嫌な思いをするよりも、確実に出合わないで済む方向を選んだ次第でございます。。

 まあ、考えようによっては、人通りの少ない暗い道を、女性が一人で歩いていたことのほうがおかしかったのかもしれません。

 とある友人からは、「お願いだから歩いて帰るのはやめて」と言われているのですが。。

 きっと、あの裸の人に出合わない限り、ずっと、暗い墓地への道を歩き続けていたことでしょう。。

 もしかすると、レ○プ魔や殺人鬼が潜んでいたかもしれません。もっと危険な目に遭遇しなくて済んだのかもしれない、とでも考えるようにして、明日も、強く生きていきましょうか。。



 ではでは。







 BGM: Hall and Oates -‘Private Eyes’



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"butterfly effect" ライヴ予定...

■ 2010.12.18(土) @ アルマナックハウス, 市川
  http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/

■ 2011.1.16(日) @ CHAD, 池尻大橋
  http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html

2010年12月3日金曜日

Live! Live! Live!

 ライヴの告知をさせていただきます。。



■ 2010.12.11(土) @ カフェフロンティア, 広尾

 "Nijiiro Magic Night Vol.2"

  OPEN: 17:30
  START: 18:00
  \2,500 w/ 1 drink & food
  (当日 \3,000)

  http://www.jica.go.jp/hiroba/cafe/index.html

  地図:
  http://www.google.co.jp/maps/place?cid=5322144463353338235&q=%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7+%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2+%E5%BA%83%E5%B0%BE&fb=1&gl=jp&hq=%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7+%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2&hnear=%E5%BA%83%E5%B0%BE%E9%A7%85%EF%BC%88%E6%9D%B1%E4%BA%AC%EF%BC%89

 アフリカンダンスとベリーダンスのイベントにて、アフリカンの伴奏メンバーとして参加いたします。

 スペースに限りがある為、できるかぎりご予約をお願いいたします、とのことです。

 ご予約希望のかたは私宛てにご連絡お願いいたします。





"butterfly effect" としては...


■ 2010.12.18(土) @ アルマナックハウス, 市川

  START: 7:30

  グリーンチムニーズ / 鈴木準二 / butterfly effect ほか
  http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/


■ 2011.1.16(日) @ CHAD, 池尻大橋

  START: ?

  ホワイト&ぶるー / butterfly effect
  http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html



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◎ "butterfly effect"(l'effet papillon バタフライ エフェクト)とは?

 西アフリカの民族打楽器 "ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)" と "ドゥンドゥン" を奏でるバンドの名称です。

 今のところメンバーは、レディースジェンベ隊(三人)+ ドゥンドゥン&サンバン + ケンケニ&ベル の五名!

 基本的に打楽器のみで演奏します。(歌が入ることも?)



◎ butterfly effect の意味は?

 「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」
 「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。

 詳細は、Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C

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 ライヴざんまいですね。。。

 わたし(たち)にとっては、何回もやっているライヴ、これから先もやるであろうライヴ、ですが、観てくださる人によっては、もしかすると、最初で最後になるかもしれないのですよね。

 これで最後かもしれない、と思いながら、しかと足を踏みしめて、一回一回をだいじに、がんばります。。



 ちなみに、パーカッションをやっている、というと、いろんなかた、それこそ音楽歴○十年の大ベテランのかたから、

「いいね~。パーカッション楽しいよね~」

 と羨ましがられたりします。。

 私からすれば、ギターを自在に弾けることのほうがうらやましいのですが。。

 音楽をやっているかたにとって、パーカッションってなんなのだろう? リズムってなんなのだろう? と考えたりします。

 動物はリズムを持っているのでしょうか?

 事象、現象にもリズムってあるのでしょうか?

 波の音、風の音には、リズムがあるような気がします。。三拍子っぽい感じの。。



 で、わたくしが考える、リズム、とは、とても根源的なもの、根本的なもの、なのですが、それだけで一つの曲を奏でられる、一つの音楽となる、というところが新鮮な驚きで、アフリカンにはまってしまいました。。


 聴いてくださっている皆様には、どんなふうに聴こえるのでしょう?


 ではでは。