2011年2月25日金曜日

Walls and Bridges / 心の壁、愛の橋

 さて。

 前回の日記で、チヨコレイトの話をしたのですが。

 チョコレートといえば(しつこくてすみません)思い出すのが、まんまなのですけれど、映画『チョコレート』(2001年)ですね。

 原題は “Monster's Ball” というそうです。「怪物の舞踏会」という意味で、「死刑執行前に看守達が行う宴会を指す」とか。

 なかなか意味深げで、悪くはないと思うのですが、私は邦題のほうが好きでございます。

 全体的に重く、シリアスなトーンなのですが、観終わった後に、ほんのりとした余韻をこころに残すような作品で。まさに、ほろ苦くも、甘い、人生の一ページのような。ココアのひと匙(さじ)のうす苦き ざらつき。ひとかけのチョコレートを舌の上でとろかすような。そんな感じなのでございます。

 原題の方ですと、男性(死刑執行人)に主眼を置いた、男性の側から見た作品になるような気がします。邦題ですと、女性(アフリカ系アメリカ人――チョコレート色の肌を持つ――の女性)を中心に、取り巻く人々を相対的に描いているようで、しっくりくるのですよね。

 むむむ? と思うような邦題も少なからずある中で、いい邦題に出会えるというのはうれしいですね。



 ビリー・ボブ・ソーントン、ヒース・レジャー、ハル・ベリー、などなどが出演。

 三人とも好きな俳優さんです。

 ビリーさんは飄々(ひょうひょう)とした雰囲気がいいですよね。『バンディッツ』という映画にも出演していて、その演技が好きです。
 たしか、アンジェリーナ・ジョリーさんの元旦那さんでしたっけ? すごいのだか、すごくないのだか?? 関係ないですけれど、ジョンジョリーナ・アリーという歌手、いますよね。

 ヒースさんは、ワイルドさと繊細さを併せ持つ青年役を演じるとはまりますよね。この作品ではあまり光る演技が観られなくて残念ですが。。

 ハルさんは、同性からすれば憧れの対象でございます。あのプロポーションの良さ、美しさは反則です、とか思います。が、お美しいだけではなく。この作品での演技が認められ、アカデミー賞 主演女優賞を獲得したのですよね。

 これ、いわゆる有色人種といわれる人がアカデミー主演女優賞受賞した初の快挙、として、当時、大きく取り上げられていたそうです。

 2001年の作品ですから、ほんの10年前のことなのですよね。それまで主演女優賞を獲得した非ヨーロッパ系の女優さんがいなかったとは。

 ほんの10年前、ということもそうですが、いまだに“そのこと”が取り上げられること、強調されること、に おどろきを覚えるのです。

 そういえば、オバマ氏が大統領になった時も、たいへん大きなニュースになっていましたね...。

 人種の壁というものが、いまだに根深く、強く残っているということなのかと考えさせられる出来事でした。小さな島国に暮らす私(たち)には、想像もできないほどの、深さを、……。





 比較すると、音楽はどうでしょう。

 たとえば、ジャズ。ブルーズ。ソウル。R&B。ロックンロール。ファンク。ヒップホップ ... などなど。

 アフリカ系の人たちの間で生まれ、演奏されてきた音楽。それらは、肌の色に関係なく、世界中で、良いものは良いと認められ、愛され、リスペクトされ、受け継がれて。

 人種の壁というものを感じることが少ない、と思うのは、わたしだけでしょうか。
 (むろん、気づかれざる側面も、あることはあるでしょう)

 音楽に国境はない、と言いますが。

 音楽には、いったい、どんな魔法が宿っているのでしょうか?

 どんな秘密が隠されているのでしょうか?







 さてさて。

 そんな音楽の魔法に魅了され、ロック大好きを公言して、早や○○年。

 なぜか、いま、アフリカの音楽を演奏してみたりなんかしています。なぜアフリカンなのかな、と自分でも思っておりましたが、なんとなく、秘密の鍵のひらく音が、カチリと鳴ったような、鳴らないような(笑)気がする、今日このごろ。

 そんなバンドのライヴ告知を最後に書かせていただいて。今回はこのへんで。

 ではでは。







 BGM: Sly & The Family Stone - ‘Everyday People’

 スライ & ザ・ファミリー・ストーンの代表曲。

 いろいろな人がカバーしていますね。わたくしは、Speech のカバーバージョンが好きでございます♪

 歌詞の 'Different strokes for different folks' という部分は、「それぞれの民族にそれぞれの歩幅がある」=「種族が違えば、慣習もさまざま」「人それぞれ」ということでしょうかね。

 それでもいいじゃん。みんなでともに仲良く生きていこうよ。というメッセージが込められている。ようです。



 日記タイトルは、もちろん、John Lennon さんのアルバムタイトル『心の壁、愛の橋(Walls and Bridges)』より。

 他のアルバムに比べると、一般的には評価があまり高くないようですが、私は好きです♪



 心の壁に橋を架けるのは、結局のところ、“愛”なのでしょうか?










~~~

◎ ジェンベ ユニット "butterfly effect" ライヴ情報

■2011.2.26 Sat. 19:30~ @ ALMANAC HOUSE, 市川

 /w ELK / ファンキールーパーヒロユキ / butterfly effect
 CHARGE: Table Charge \300 / Live Charge \700

 私たちの出番は、1バンド目、7時半ころの予定です!

 
 〒272-0035
 千葉県市川市新田5-5-27田中ビル2F
 TEL:047-323-7271
 http://www.h4.dion.ne.jp/~almanac/
 

■2011.3.13 Sun. 9:00, 13:00, 15:00~? @ 東京ガス「ガスの科学館」イベント会場, 豊洲

 「春はもうすぐ・のびのび暮らしフェスタ」
 /w 群馬のんびり音楽隊(仮) / butterfly effect
 http://www.gas-kagakukan.com/event/index.cgi?c=index&y=2011&m=3

 「がすてなーに(ガスの科学館)」
 〒135-0061
 東京都江東区豊洲6-1-1
 TEL 03-3534-1111(受付時間 9:30~17:00)
 開館時間 9:30~17:00 (入館は16:30まで)
 入館料 無料
 http://www.gas-kagakukan.com/


■2011.3.19 Sat. 19:00~? @ 無国籍料理 月 HOUSE OF BLUES, 船橋

 /w Green Chimneys / KON★ / butterfly effect

 〒273-0865
 千葉県船橋市夏見 1-10-31
 TEL&FAX :047-424-0706
 http://www.blues-tsuki.com/


■2011.3.27 Sun. 19:00~? @ CHAD, 池尻大橋

 /w ホワイト&ぶるー / SAYA / butterfly effect

 目黒区東山3-15-14
 TEL 03-3710-8731
 http://www16.ocn.ne.jp/~chad/MyPage/menu0.html



◎ butterfly effect(バタフライ エフェクト)

2010年7月、nao の呼びかけにより結成。

西アフリカの民族打楽器“ジェンベ(ジャンベ、ジンベ)”と“ドゥンドゥン”による、現地トラディショナル楽曲をベースとした演奏活動を行う。

結成当時からジェンベユニットでは珍しい女性を中心とした編成。西アフリカで受け継がれ、生活に根付いた躍動感あふれるリズムをベースに、女性ならではの優雅さ、華やかさ、妖艶さ、そして、日本人ならではの美意識…等々を織り交ぜた独自の表現を目指す。

2010年8月、市川アルマナックハウスでデビューライヴを行い、以降月に1~2回のペースで、都内、千葉県などで定期的にライヴを行っている。

他、イベントサポート、セッションへの参加も行う。



◎ "butterfly effect" の意味

「カオス力学系において、通常なら無視してしまうような極めて小さな差が、やがては無視できない大きな差となる現象のことを指す。」

「アマゾンを舞う1匹の蝶の羽ばたきが、遠く離れたシカゴに大雨を降らせる」――カオスな系では、初期条件のわずかな差が時間とともに拡大して、結果に大きな違いをもたらす。そしてそれは予測不可能、ということの詩的表現。



◎ 動画など...

[MySpace]:
http://www.myspace.com/bluescat7

[YouTube]:
http://www.youtube.com/user/bluescat7

上記ページの「お気に入り(Favorite)」に butterfly effect のライヴ動画が登録されています♪
携帯電話からも視聴可能です。



◎ mixi コミュニティ、つくりました!

[butterfly effect コミュニティ]:
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5218299

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