2010年9月17日金曜日

[revue] Barking for Synchronicities All Around the World

 世の中にはいろんな音楽が溢れていますが。。幸運なことにわたくしが手にすることができた音楽の一部をご紹介してみることにします。

  ■Red Hot Chili Peppers / Around The World(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / アラウンド・ザ・ワールド)
  ■Underworld / Barking(アンダーワールド / バーキング)
  ■Sting / Symphonicities(スティング / シンフォニシティーズ)


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■Red Hot Chili Peppers / Around The World(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ / アラウンド・ザ・ワールド)

 9月4日(土)に公開された映画『BECK』のオープニング・テーマ「Around The World」を含む編集盤です。映画公開記念ということですかね。

 曲目は以下です。

  1. アラウンド・ザ・ワールド
  2. パラレル・ユニヴァース(アルバム未収録ヴァージョン)
  3. テアトロ・ジャム(アルバム未収録曲)
  4. ミー・アンド・マイ・フレンズ(ライヴ・ヴァージョン)


 「Around The World」は、1999年発表のアルバム『Californication(カリフォルニケイション、カリフォルニケーション)』のトップを飾る楽曲。イントロのベースの不穏な響きから一転して畳みかけるようなギターが鳴り渡り、ボーカリスト、アンソニー・キーディスの雄叫びで幕が開け、ノリノリの“レッチリ”ワールドが炸裂いたします。。

 歌詞は、お下劣というかお馬鹿というか。。語呂合わせ、言葉遊びを楽しみながら、世界中を旅している気分にさせてくれます。

 ラップ調のAメロ(っていうんですかね?)とは打って変わり、サビのメロディは美しく。ロベルト・ベニーニ主演の映画『ライフ・イズ・ビューティフル』にインスピレイションを得たとのことで、

  I know, I know for sure
  That life is beautiful around the world

 と、人生の美しさを語ります。

 2曲目以降は、マニア向けといいますか、コレクターズアイテムといいますか。。もし、映画を観て RHCP を知った初心者のかたでしたら、アルバムか、映画のサウンドトラック盤を購入することをおすすめいたします。

 サントラには、OASIS, Rage Against The Machine, The Offspring, The Clash, The Black Crowes, Travis, Manic Street Preachers, Lauryn Hill, Bob Dylan, Fiona Apple, Jimi Hendrix, Janis Joplin, Jeff Buckley ... などの楽曲が収録され、洋楽ロックファンのかたにはたまらない内容となっていることでしょう!





■Underworld / Barking(アンダーワールド / バーキング)

  1. Bird 1
  2. Always Loved A Film
  3. Scribble
  4. Hamburg Hotel
  5. Grace
  6. Between Stars
  7. Diamond Jigsaw
  8. Moon In Water
  9. Louisiana


 9月2日に日本で先行リリースされた Underworld の三年ぶりの新作です。初の試みとして、High Contrast や Mark Knight & D.Ramirez などのコラボレイターとの共同作業をもとに制作されたとか。

 ボーカルを中心とした楽曲が多く、想像していたよりもあっさりめの仕上がりですが。。2曲目、3曲目などは、純粋なポップス、キャッチーな歌ものとして聴きやすいという印象。

 Underworld 特有の、徐々に高揚していく感があまりないものの、爆音で聴くと気持ちがいいことは間違いないです。





■Sting / Symphonicities(スティング / シンフォニシティーズ)

 タイトルはもちろん、The Police の名盤『Synchronicities(シンクロニシティーズ)』のもじりでしょう。

 スティングの新作は、英国の名門オーケストラ“ロイヤル・フィルハーモニック・コンサート・オーケストラ”の演奏をバックに The Police 時代の楽曲、ソロ楽曲を録音し直したという異色作です。

  1. Next To You
  2. Englishman In New York
  3. Every Little Thing She Does Is Magic
  4. I Hung My Head
  5. You Will Be My Ain True Love
  6. Roxanne
  7. When We Dance
  8. The End Of The Game
  9. I Burn For You
  10. We Work The Black Seam
  11. She's Too Good For Me
  12. The Pirate's Bride
  13. Straight To My Heart
  14. Why Should I Cry For You
  15. Whenever I Say Your Name


 1曲目「Next To You」は、流麗なストリングスにゴスペル調の分厚いコーラスが絡み、その合間をかいくぐるように、Sting の力強い歌唱が疾走していきます。

 優雅さの中に荒々しさが、荒々しさの中に優雅さがあり、それがはっとするほど美しいのです。

 「ひさびさの当たりか?!」と盛り上がったのですが。。

 それ以降は、(個人的に)失速気味の楽曲が続きます。2曲目「Englishman In New York」などは、これからの落ち葉の季節に似合いそうな哀愁漂う雰囲気が素敵です、が。。

 いい曲なんですけどね。いい曲がフツウにいい曲で終わっているような感が否めません。

 でも、もう少し聴き込んでみることにします。Sting さんの意図したところと、いま自分の期待していたものが違うだけのことかもしれませんからね。まあ、そんなことを言ったら、みんなそうなっちゃうんですけどね。

 以前までは、「違う!」と思ったら、バッサリ切り捨てる性質(たち)でしたが、あえてバッサリいかないでみる、ということを覚えました。オトナになった、ということなのでしょうか?

 ではでは。



 [追伸]:

 優雅さの中の荒々しさ、荒々しさの中の優雅さ。。と言えば。。

 最近、女性を中心とした民族打楽器ユニットを結成いたしました。

 butterfly effect(バタフライ・エフェクト)といいます。西アフリカの打楽器、ジェンベ(ジャンベ、ジンベ、djembe)を奏でるレディース軍団ですw

 近々、ワイルド&エレガントなライヴをお送りする予定です。ユニット紹介とライヴのご案内はいずれ。。

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